<トラ!トラ!トラ!猫じゃねえぞ>

中国の動物園がトラに生きたブタや牛を与え、野生に戻すという試みを始めました。
ただ、トラが生きたエサを食べるシーンを観客に見せているため、香港の動物愛護団 体が 動物虐待ではないかと抗議するなど論議をよんでいます。

<ナレーション>
中国の景勝地、桂林に今年6月、動物園がオープンした。
普通の動物園のように見えるが、コロシアムのような建物の内部では…

<牛にかみつくトラ>
ここでは絶滅寸前の虎を野生化させるため、生きた動物をエサとして与えています が、 かなりの迫力です。

<ナレーション>
中央の広場に放たれた牛。檻が開くと2頭のトラが、牛に襲いかかる。 しかし、若くて経験が少ないためか、なかなか牛を食べることができない。
3頭目の虎が投入されたが、それでも無理。あきらめて寝ころぶ虎もいる。 トラの先生役を果たしているのが、ライオン。一撃のもとに牛を倒し、柔らかいお腹 部分からガツガツたべていく。おもわず目をそむける観客もいる。

<観客インタビュー>

  1. 残酷
  2. すっきり
  3. 当然


<ナレーション>
この動物園には国家第一級の保護動物=東北虎と華南虎など合わせて170頭余りの 虎を飼育している。積極的に繁殖させ、2003年には1000頭まで増やし、自然 保護区に虎を放つ計画だ。 中国では野生の虎が確認できなくなって久しく、絶滅に頻してい る。

子トラをなでるニセ飼育係り


<周偉森社長の話>
虎を絶滅させてはいけません。 まず、科学的な繁殖で虎の系譜を明らかにし、野生化 訓練を施して、将来は適切な場所を探して自然に帰すべきなのです。

<ナレーション>
虎が生きた動物を食べる姿をありのままに見せるのは、人間の野獣に対する理解を深 めるためだという。 しかし、これを見たイギリス人の訴えで香港の動物愛護団体や中 国の一部の新聞は残酷過ぎるとして、中止を求めている。

<周社長の話>
彼等は人類が最も残忍な動物だと考えたことすら無いのです。野生動物を保護する為 にはいろいろ必要なことがあり、虎は大自然の中で草食動物を捕らえなければならな いのです。

<ナレーション>
欧米人は自分たちが大量の動物の肉を食べておきながら、虎が動物を食べるのを批判 する。
猫が鼠を捕るのを見るのはいいが、虎がブタを捕るのを見てはいけないという根拠は 何か。
周社長は、欧米の価値観の押しつけに反発している。

<KAZUGON命がけ>
「それでは虎にエサをあげて見たいと思います」(肉を投げる)
*KAZUGON虎をなでようとするが、虎がガオー!
 KAZUGON驚いて、逃げると虎が神業のようにヒラリ→ドーンと白神カメラマ ンに激突。
カメラ宙を向き、ひっくり返った白神カメラマンの両足がぶらぶら。

<しめ顔>
この東北虎、生まれて4か月ですが、相当凶暴です。
これを野生化させるとなると、大変なことになるのではないでしょうか?

<追記>
野生の世界に豚や牛がいるという状況は考えにくい。 だから、こんなことはショーと して 人寄せにやってるにすぎない、けしからんと考える人が多数派です。 僕は、どんどん虎を野生に戻したほうが、たとえ人間が食われてしまっても仕方が無 いと考える方で少数派です。人間はそれだけの悪事を自然にたいしてはたらいてい る。




(2000年2月1日)


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