<北京版 梟の城>

さて、寒さが厳しい中国から鳥の話題です。
北京には孔子を祭った孔子廟がありますが、冬の間なぜかたくさんのフクロウが集まり、集団で冬を越しています。



<リポート>
北京の住宅街にひっそりと建つ孔子廟です。
文化大革命の時代には国を上げて孔子批判が行われましたが、周恩来の命令で破壊は免れました。700年前にできたこの廟にはおよそ90本の針葉樹の古木があります。
(檜柏と書いてありますが、日本にはあるのでしょうか?広辞苑にはのってません)

<顔→ふくろうの顔>
冬の間は訪れる人も少ない孔子廟ですが、あの木の上にたくさんのフクロウたちが休んでいます。そうです、ここは冬の間のフクロウの隠れ家となっているのです。

<リポート>
ここにフクロウ科のミミズクが集まりだしたのは5〜6年前からです。
11月から4月までの寒い半年、ここで過ごすのです。
一番多いときは300羽ほど集まることもあるそうですが、この日は50羽ほど確認できました。
ふくろうが好む古木がたくさん生えていること。
孔子廟の建物は木造で、餌となるねずみが多いことが理由のようです。
フクロウもミミズクも中国語では猫の頭をした鷹(猫頭鷹)と言います。
そういわれれば、顔は確かに猫に似ており、ねずみを好むのも共通です。

フクロウとミミズクの違いを
初めて認識したのでした。
(望遠レンズが欲しいところです)


<孔廟文物保管所長 李超英さんの話>
フクロウがきてから、夜になると庭で獲物を探すので、ねずみが少なくなりました。

<子供の話>
北京の環境が良くなってきたからたくさんの鳥が集まるようになってきたんだと思います。

<リポート><飛び立つ梟>
明るい間じっと動かなかったフクロウは、夕方日が暮れるとまもなく、餌を探して飛びまわります。半径16、7キロほどが、行動範囲だそうです。
孔子廟では今年から猫いらずの薬を止め、ねずみを食べたフクロウが死なないよう保護していくことにしています。孔子廟の周辺は昔は学問所があったところです。知恵を象徴する鳥が集まるのも、何か関係があるのでしょうか?

* 日本の映画「梟の城」にヒントを得た話題であります。


(2000年1月27日)


級中国  北京版 梟の城

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